限られた牛にしか許されない、「松阪牛」の称号
三重県中南勢地域に位置する、雲出川と宮川に挟まれたエリアは、気候が温暖で豊かな自然の大地に恵まれています。松阪牛は、この地域で肥育されています。
全国から優秀な但馬系の血統の子牛だけを導入し、健康に育てます。松阪肉牛協会が運営する「松阪牛個体識別管理システム」に登録された黒毛和牛の未経産牛(お産をしていない雌牛)である事などが松阪牛の条件です。
雌牛は雄牛や去勢牛と比べて肉質がやわらかく、その脂の融点(脂の融ける温度)が低いのが特徴です。それは、手のひらの温度でしっとりととけ出すほどで、融けた脂はさらりとして、べたつきがありません。ですから、食べた時にしつこさが無く、お肉の味とからみあって、風味豊かで深みのある味が引き出されるのです。